人生で最もお金がかかると言っても過言ではない住宅づくり。住宅を建てるなら長く快適に住みたいと考える方は多いのではないでしょうか。
本記事では、長門市で住宅を建てる際のポイントを紹介していきます。また、住宅の相場や長門市・国が出している補助金についても解説します。長門市で住宅を建てようと検討している方はぜひ参考にしてください。
長門市で住宅を建てる際のポイントは?
長門市で住宅を建てる際のポイントには以下の3つがあります。
- その土地の特徴を把握する
- 生活・家事動線を意識する
- 高気密・高断熱などの住宅性能も検討する
これらを意識することで、より長く、快適な家づくりをすることができます。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
その土地の特徴を把握する
検討している土地の特徴を把握しましょう。特徴を知ることで、より快適な家づくりができ、災害などの被害を減らすことにも役立ちます。
まずは、土地の形や広さを確認してください。 土地の形は必ずしも四角形ではないので、その土地の形を活かして駐車場やバルコニーを設置するなど工夫しましょう。土地が狭い場合は2階以上、広い場合は平屋を検討してみる手もあります。
日が入りやすいか、風通しは良いか、人通りがある道路に面しているかなど周りの環境も確認しましょう。特に周りに住宅がある土地だと採光や風通しを工夫したり、外部からの視線が入りにくい部屋の配置にする必要があります。
また、海抜や地形、地盤なども把握しておくことで建設時に災害への対策をすることが可能です。地震や台風などの強風が起こりやすい地域は平屋、洪水や土砂崩れなどの恐れがある場合は2階以上の建物が向いています。
長門市は海沿いに住宅街が広がり、内陸に行くにつれて山が連なる地形です。山沿いは土砂災害が起きる恐れや、地震で揺れやすいという特徴があります。ご自身が検討している地域がどのような災害が起こりやすいかは長門市のハザードマップなどを確認しておきましょう。
生活・家事動線を意識する
より住みやすい住宅にするには、生活・家事動線を意識することが大切です。生活動線は人が家の中を移動する軌道、家事動線は洗濯や掃除、料理などの家事をするための動きを指します。
動線は基本的にシンプルかつ短くすることが大切です。洗濯であればベランダと洗濯機を近くする、同じ階で完結させるなどすることで洗濯にかける時間を短縮できるでしょう。また、キッチンやウォークインクローゼットなどは出入り口を2か所作り、回遊できると効率が上がります。
家事動線の確保は暮らしやすくするために必要ですが、使わない出入口が出てきたり、人の動きが気になってしまうなどのデメリットが出てくる可能性があります。間取りを構想する際は、家族の価値観やライフスタイルを意識してください。上記で上げた例は氷山の一角ですので、様々な家の間取りを確認し、ご自身の生活がよりよくなる配置を考えましょう。
高気密・高断熱などの住宅性能も検討する
長期的に住むことを考えると住宅性能を検討しても良いでしょう。住宅性能を良くすることで、光熱費が抑えられたり、補助金を受けることができたりします。
住宅性能の種類には以下の表のものがあります。
表中の10分野のうち「構造の安定」「劣化の軽減」「維持管理・更新への配慮」「温熱環境・エネルギー消費量」の4分野に含まれる計10項目の必須項目は必ずクリアしなければなりません。その他の分野は評価を受けるか選択することができます。それぞれの評価分野は等級により評価され、等級の数が多い建物ほど高性能な住宅であることを示します。
特に「必須項目の温熱環境・エネルギー消費量」は等級を基準値より高めにしておくと快適な室内温度で、光熱費を抑えることができます。ただし、初期費用は高くなってしまうので良く確認した上で検討してください。その他住宅性能を含め、ご自身で詳しく調べ、担当するハウスメーカーと相談するようにしましょう。
長門市の住宅相場は?
長門市の住宅の相場は山口県の中でも安価な傾向にあります。「土地単価相場」「坪単価相場」「建設相場」の3点をもとに見ていきましょう。
長門市の土地単価相場は平均すると20,170円/㎡、山口県全体の土地単価は平均42,172円/㎡です。長門市の坪単価相場は42,000円/坪、山口県全体では88,000円/坪、建築相場はハウスメーカーやオプション、アフターフォローの有無などによって大きく差がありますが、35万円〜120万円/坪ほどです。
安いハウスメーカーは「安い費用で家を建設することができる」「規格住宅であること」「標準仕様が最低限である」という特徴があります。一方、大手ハウスメーカーには「細かい部分がこだわりにくい」「分業するため、連携がうまくいかない」といった欠点が出る可能性もあります。複数のハウスメーカーに見積もりを出してもらい、より理想に合うところを探してください。
長門市で住宅を建てる際に使える補助金は?
長門市で利用できる補助金には、国が出しているものも含めると複数存在します。その中で多くの方が利用できるであろう3種類の補助金について解説します。住宅を建てるには相当の金額がかかりますので、参考にしてください。
健幸住宅推進事業助成
長門市には「健幸住宅推進事業助成」という補助金が存在します。これは、居室(浴室、トイレ等を含む)空間全体の断熱性能を高める工事に対して経費の一部を助成するというものです。
断熱等リフォーム工事の場合、対象経費の2割を商品券で50万円を上限として支給します。市産木材を使用した場合、利用量に応じて上限10万円の加算措置が取られ、三世代同居世帯(3年以上)の場合は、補助対象経費の1割(上限10万円)が加算されます。他にも複数要件があるため、確認しておきましょう。
市が実施している他の補助等を受けていないこと、長門市民であって、市税等を滞納していない人が対象です。また、既にある住宅の改築の際に利用できる助成金であるため、中古の住宅を購入した場合や、リフォームをする際に利用しましょう。ただし、この補助金は予算を超えると応募できないため、あらかじめ確認しておいてください。
住まい快適リフォーム助成事業補助金
「住まい快適リフォーム助成事業補助金」という補助金もあります。これは、高齢化やライフスタイルの変化などに対応するため、市民がより安心で快適に過ごすことができる住まいの環境づくりに役立てるリフォーム工事に対して経費の一部を助成するものです。
住宅リフォーム工事に要する経費の2割(上限15万円)を商品券で支給するという内容です。市産木材を使用することで利用量に応じ、上限10万円の加算措置があります。また、三世代同居世帯(3年以上)においては、補助対象経費の1割(上限10万円)を加算します。
この補助金に申請できる人の条件は以下の通りです。
- 長門市民であって、市税等を滞納していない
- 補助対象工事について、市が実施している他の補助等を受けていない
- 市内にある築5年以上の本人または3親等以内の親族が1年以上居住する住宅のリフォーム工事の要件である
- 「先進的窓リノベ2024事業」に申し込みをしていない
「住まい快適リフォーム助成事業補助金」も新築ではなく、既存の築5年以上で1年以上居住している方が対象の補助金となっています。補助対象工事も決められていますので事前に確認、相談するようにしましょう。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業
最後に紹介するのは、国が出している「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業」です。電気やガスといったエネルギーをあまり使わなくても快適に過ごせる家、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の建築を奨励するための支援事業です。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業は、ZEHに定められている基準以上の断熱性に加え、太陽光発電などにより省エネ・創エネをすることで受け取れる補助金制度です。地域や削減エネルギー量、エネルギー生産率によって金額が変動します。
長門市でも同様の補助制度を利用可能です。ZEH水準をクリアし、山口県産省・創・蓄エネ関連設備を1つ以上導入しなければなりません。補助額は20万円で、応募期間が決まっているため、応募を検討する場合は、事前にスケジュールと条件を確認しておきましょう。
長門市で注文住宅を購入する場合はR+ houseに問い合わせ
長門市で注文住宅の相談をするなら、R+ houseに問い合わせましょう。
R+ houseでは「建築家とのこだわりの家づくりをもっと多くの方に」をコンセプトに予算や敷地、周辺環境といった条件をもとにアイデアを出していきます。第一線で活躍する建築家たちが、お客様それぞれの生活スタイル、趣味などの“らしさ”をもとに、理想をこえる住まいをカタチにします。
R+ houseでは、ホームページにて施行事例や家づくりの費用やポイントなどを掲載しています。また、全国各地に店舗を構えており、個別相談会やモデルハウス見学などを行っていますので気になる方はぜひ足を運んでください。
まとめ
本記事では、長門市で住宅を建てる際のポイントを解説しました。
より長く、お得に住むためにも上記3点は意識するようにしましょう。このほかに長門市の住宅相場や使える補助金についても触れました。住宅相場は「土地単価相場」「坪単価相場」「建設相場」の3つの観点から、山口県全体と比べると比較的安価であることがわかりました。
長門市で利用できる補助金は複数あり、その中でリフォームの際に利用できる「健幸住宅推進事業助成」と「住まい快適リフォーム助成事業補助金」、国または山口県が補助する「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業」があります。
上記の内容も参考にしつつ、しっかりと情報を得て比較したうえで、より良い家づくりをしてください。